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ワーカーズ・コレクティブって?

ワーカーズ・コレクティブって、なに?

地域に暮らす人たちが、生活者の視点から地域に必要な「もの」や「サービス」を市民事業として事業化し、自分達で出資し、運営し、労働を担う働き方の組織を言います。
 ワーカーズ・コレクティブとは、地域に暮らす人たちが、生活者の視点から地域に必要な「もの」や「サービス」を市民事業として事業化し、自分達で出資し、運営し、労働を担う働き方の組織を言います。
 つまり、資金・労力・知恵を持ち寄って、事業を起こし、誰かに雇われるのではなく主体的に働き、民主的に運営する働き方です。
 こういう働き方は、自分たちが欲しい、必要なことを事業化することで、ニーズの掘り起こしとともに働く場を作り出すことにもなっています。
 一心は高齢化・核家族化・少子化が進む中、家事や育児や介護などの経験を生かし、困ったときにあたたかい助け合いが出来る仕組みを作るために活動している市民事業です。

 独自事業は利用者の自己負担ですが、コミュニティー価格といって、自分たちもいずれは利用するという値段の設定でサービスを提供しています。

 高齢になったとき、どのような障がいや病気にかかるかわかりません。
 一人一人のニーズに合った生活支援があれば、自分の行きたいところへ出かけたり、住みたいところに住み続けることも可能です。
 それを行うには、公(税金)では限りがあり、とても望めません。
 自分が必要とする多種多様な市民事業がどんどん作り出されない限り、これからの急速な超高齢化社会を豊かに乗り切ることは難しいでしょう。

 税金に頼らないで、豊かに暮らしていける手立てとして、破綻寸前の行政を非難するばかりでなく欲しいものを作りながら自分たちの働く場をも作る、こうしたNPOの活動がますます期待されています。
 そして、利用者と対等に主体的にかかわろうとする人たちが集まって、非営利共同の地域を作っていこうとするのが、ワーカーズ・コレクティブです。

働き方や運営は、どんなやり方なの?

働き方

同じ目的を持った仲間が集まり、支えあって自分らしく働きます。
性別、年齢、ライフスタイル、障がいなどの違いを理解し合い、認め合ってともに働く場をつくる、
雇われない働き方です。

一心は、誰もがどんな状況にあっても個性や価値観を認め合い、人と人が結び付き、助け合う豊かな地域で暮らすために、自己決定、自主管理の働き方をもって、助け合いのネットワークを創り、推進していくことを大切にしています。

運営の仕方

みんなで経営します。

働く意思のある人が集まって出資し、経営も共同で行います。
予算を立て、事業計画をつくり、それに基づき責任をもって運営していきます。
意思決定の決議は一人一票で行います。
事業は地域のために適正価格で行います。

一心は、どのようにできたの?

はじまり

茅ヶ崎の生活クラブのグループの人達で、「誰でもが、どんな状況にあっても、高齢になっても、障害があっても、住み慣れたこの街で、自分らしく安心して暮らせる、そんな街にしたい… 」との思いで集まった仲間で、1996年に市民事業所「一心」を立ち上げました。

あゆみ

1995年度 たすけあいワーカーズ・コレクティブを考える会 スタート
     話し合いや、学習会「ワーカーズ・コレクティブって何?」を主催

1996年度 ワーカーズ・コレクティブ「一心」設立
     生活クラブ茅ヶ崎センターの“職員シャワー室”に電話を1本引いたところからスタート。

1999年度 生活クラブ茅ヶ崎センターの“階段下の一室”に事務所を開設。

2001年度 介護保険事業開始。十間坂1丁目に事務所を移転。

2002年  特定非営利活動法人 法人格取得。指定訪問介護事業所を開設。

2003年  居宅介護支援事業所を開設。

2005年  支援費事業(障がい福祉サービス居宅介護)開始

2006年  介護予防訪問介護事業開始

2008年  お話し相手を中心とした独自事業「こねこクラブ」を開始

2009年  独自事業「ママサポート」茅ヶ崎市委託事業「育児支援 家庭訪問事業」開始

2015年度 20周年記念式典を開催

2016年度 介護予防・日常生活支援総合事業が茅ヶ崎市のサービスへと移行

2018年度 独自事業:ワンコインサービス開始

2019年度 ケア活動の時給を大幅アップ

2022年度 事業所を現在の十間坂2丁目-2-33ー103へ移転